高山宏御大の自著・訳書から、自分なりの山を見つけるとすれば、「経済学」がそれに当たるのかな。
というのも、この一年ほど、読んで面白かった本を3つ選べ、と言われると、
1. David Rockefeller, Memoirs
2. 板谷敏彦、『金融の世界史』
3. プルードン、『貧困の哲学』
という具合で、みーんな経済関連のもの。
もとはと言えば、高山宏✖️種村季弘の対談を読んで、経済の裏返しの姿として、詐欺を研究するとよく分かるようになるよ、というのが大ヒントに。
それからジョン・ローなど、経済史を追っていくと、ははぁ、もともとはこういうものだったのかと、興味は尽きない。東インド会社だって、そうした視点から検討するとむちゃくちゃオモシロイ。
その後、ビジネス方面の交流もできたことを考えると、案外、向いてるのかもしれないな、なんて思うことも。
もともとはフランス文学にやたら商取引の話が出てくるので、いったいなんだこれは、程度の関心だったのが、いまや交流がビジネス寄りになるのだから、よくわからない。