(ニコ・ニコルソン『マンガ道場破り』。ヤングアニマル誌上で有名マンガ家さんに作品づくりの秘訣を尋ねるインタビューマンガ。税抜き838円で白泉社よりはつばい)
敬愛する漫画家の石黒正数さんが出てる!ということで購入した、ニコ・ニコルソンさんの『マンガ道場破り』。知らなかったけど、「破」は第2巻のことらしい。
石黒正数さんはもちろん、ビッグネームが揃い踏み。作風もデビューまでの流れも悩みもみんな違うけど、「好きなものをトコトン掘り下げる」のはみんな共通してるなー。
最近になって、「好きなことがある」のも才能の一つらしいと気づき、さらにその「好き度」にもメチャメチャ振り幅あるとわかった。
おそらくこのマンガに登場するマンガ家さんたちは、「好き度」が振り切れてるんだろう。「好き度」が低い人からしたら苦行や超人的努力にしか見えないことも、「好きすぎて」苦になってない感じ。
しかしその反面で、人からの提案には素直だったり、好きなことを体系化して考え、客観視してるーーこれ、ビジネス書とも言ってること同じじゃない?
なので結局、その人の才能の発露がマンガなのか違う職業なのかというだけで、やはりスゴイ人はみんなメンタリティーやマインドセットが似てる気がする。
でも結局は「それが好きだから」という単純なところに落ち着くんだろうなー。人間にはメーターが付いてないから、自分の「好き度」の計測ができないことが一番タイヘンなのかもしれない。