(近年プログラマ出身の書き手がちょいちょい目につくようになり、関連書籍も七転八倒しながら読み進めてる次第。山本貴光さんの本で勧められていたこの平山尚さんの『プログラムはこうして作られる』は衝撃的だった。税込1,944円にて発売中)
なんの因果か、このところ最も不得手だろう「プログラミング」の関連書籍を手に取ることが多くなった。
単純に、気になる書き手がプログラマ出身だということでもあるし、最近のピコピコはどんな仕組みで動いてるのか分かってナルホドという側面も。
関連書籍をザーッと眺めていって分かったけど、優れた参考書は別にプログラム言語の話をしているわけではなあ、ということ。
コンピュータはごくごく簡単なことしかできないから、自分のやりたいこをコンピュータが分かるように考えなくてはいけないーーそれは言語を選ぶ前の段階だ、ということなんだろう。
エンジニアになるわけではないので、興味深く眺めるくらいだったけど、意外なところでプログラムの恩恵があったな、と思ったのが「小分けソバのようにタスクを分割する」ということ。
数年前まで苦手でしょうがなかった論理パズルも、条件をすべて書き出し、テーブルにして一つ一つ考えていくと、得意な人と同じようにはいかないけどちゃんと解くことができた!
あとはエクセルその他、モノはなんでもいいけど、「紙の上で設計図をキッチリ作っておく」と、実作業の負担がものすごく減るとか。
今までも小分けにして考えるとことはやってたものの、コンピュータさんはビックリするぐらい融通が利かないと分かったので、ホントに細かいところまで分割するのを考えた。場合分けとかもそう。
今まではイヤだなーとしか思えなかった作業も、プログラミングという変化球から攻めると昔ほど嫌ではないということに、まず本人がビックリしてる感じ。
うまくすると、数学も必要に応じて使えるようになるかも!と期待してたりして。というか、
本来的には数理的な計算こそ「必要だから」
進化してきたものだと思うので、苦手意識はもったいないとも思うし。
あとアレだな、後年、語学を身につけたら、自然科学から経済、哲学思想まで、元はビックリするくらい平易な言葉で書かれてると分かったから、それも大きい。
もっとも、明治時代に「平方根」とか「幾何」とか「方程式」なんて言葉を編み出した人はスゴイ苦労をしたとも思うんだけど^_^