(いよいよ「計算問題」に再挑戦しようかと考えていたら、この『やさしい高校数学』がちょうど良さそうなつくり。Gakkenから新課程・旧課程で複数版が出ている様子。多少の差はあるものの1,800円前後でどれも購入できるみたい)
ビックリするくらいヒドイ点数を取り続けた数学という科目。本来ならカタキのごとく憎む相手のはずが、どういうわけかそんなに嫌いではなく、ポアンカレ予想からリーマン予想まで興味を持ってたりして。
ただ、実際の計算をするわけでないしなーーと思っていたところ、ファイナンスという経済の実学をやろうとすると計算は避けては通れない。幸い、経済学はタカヤマ学の歴史チャートで馴染みができていたので、実学も思いの外イヤではなかった。むしろ嬉々として取り組めるのだから人間ってフシギ。
その結果、「自分が数学ニガテだった理由は、その表記にある」と気づくことに。x, y, zやf(x)という「記号」に納得できてなかったみたい。
数学史をひっくり返して学んでわかったけど、やはりこういうニガテ科目ほど、「得意な人の逆」から攻めるしかないんじゃないかな。
1. 数式が「実際に使われる場面」を知る
2. その数式に使われる「表記」を解説する
3. なんでそんな数式が考え出されたかという、「歴史」を知る
4. その「前後関係」を知る
こんな風に、使い方からスタートして、省略してる表記の由来を知り、またそれが必要になった時代背景をわかった上で、どこのだれが何に疑問を持って発展させたのかをキチンと踏まえれば、ニガテなりに楽しく学べる。
しかし一方で、こんなやり方はガッコーキヨーイクにドーニユーできるわけがない。別に「今の教育は!」みたいなことが言いたいわけでなく、単に「数学が得意な人にはかったるい」だろう( ´ ▽ ` )ノ。
調べてみた結果、数学には「純粋数学」と「応用数学」というザックリした分け方があり、ニガテなりに人は(*自分のこと)応用数学、つまり「使いみち」からアプローチしないと大変みたい。
また、数学が得意な人たちは(そりゃ個人差はあるだろうけど)、往々にして純粋数学がいいみたい。数学そのものの考え方だけを追っていくという形で。
長嶋茂雄さんじゃないけれど、得意な人の方法論はニガテな側には真似のできない、また真似しようとするとかえって負担が大きくなるばかりみたいだというのを、タカヤマ学〜経済学〜ファイナンス理論〜数学史と追ってきてやっとわかった。
文字にしちゃうと短いけど、数学もう一度学んでみようという「助走」に10年以上かかっているわけだから、こりゃ数学の点数が悪かったのも致し方ないな、と変な納得もしたよ^_^