(「言葉遊び」をテーマにしたアナログゲームの幾つかある中で、「ネタづくり」にフォーカスした製品『ひらがなポーカー』。クラウドファンディングで第一弾を呼びかけ無事目標金額を達成、現在はその第二弾を2017年3月末日まで募集中。画像はそのクラウドファンディングページより。https://camp-fire.jp/projects/view/21510)
「しりとり」をテーマにした『ワードバスケット』、また抽象的なイラストのカードにタイトルをつける『Dixit(ディクシット)』など、アナログゲームの中には「言葉遊び」のテイストを盛り込んだものもあって興味が引かれる。
今回の『ひらがなポーカー』は、5枚一組で「おもしろい言葉」を作るという「ひとネタ」を軸にしたものみたい。アナログゲームは「勝ち負け」とは違う次元の面白さを狙っているもの多いけど、これはまたヒネってきたなー。
50音の表意文字として、日本語の特性を生かしたゲームだと思うし、知育玩具はもちろん、日本語学習の教材としても使えそう(実際、そういう風に説明されてるんだけど)。
画像処理には「透明化」という手法もあるけど、それを模してるのか、濁点なんかのカードも通常のカードに重ねて使えるように配慮してるなど、芸が細かい。
だからこそ一般的な商品として大規模に流通させるのは大変なので、ネット上で資金を募るクラウドファンディングになるのだろう。『この世界の片隅で』も後半はそれで完成にこぎつけたというし、仕掛ける中身によっては有効なジャンルだと思う。
――という前置きはさておいて、さっそく支援しました(^o^)丿 だって普通にお店で買えない以上、ファンディングで頼む(注文する)ほかない。現在は3,000円×先着100名と、その後の3,500円、5,000円コースなどある様子。
実際、普通のトランプや花札に比べると値段が少々お高く感じるかもしれないけど、アナログゲームに接してみると、カードゲームは特に「紙質」で差が付きやすい分野だけに、きちっとした商品を世に送ろうという作り手の場合、3000円は妥当なところ。Dixitなんかもそこそこするものね。
達成してくれないと、自分のところにも商品が届かないため(*達成した段階でお金を払う形式)、第二弾ではあるけどぜひ応援したい。アナログゲームは実際にプレーするまでのハードルが高いけど、やってみるとオモシロイ!というのが、ゲーム好きとしてグッとくるものがある。