(哲学思想にドップリ、ちょいちょい出てくる専門用語も「たぶん元はドイツ語のアレだろう」とアタリが付く程度にはなんとかなる。参考書も良さそうなのを拾い読みしたものの、申し訳ないことにこの橋本文夫さんのことは印象になかった。どうもトンデモナイ人だったらしいと分かり、その著作にも触れてみたくなった。ドイツ語の文法典も複数編まれているようで、大冊は14,000円弱で現在も三修社から発売されてる様子)
新聞雑誌、ニュース程度であれば聞いたり読んだりはどうにかなるドイツ語。当初は完全にやる気なかったはずが、ミヒャエル・エンデの作品に感激したおかげで多少は身についたよう。
最近は思うところあって思想関係にも触れるけど、そんな中で「ドイツ語学の巨人・橋本文夫」の存在を知る。
ドイツ語関係というと、「関口存男」という名前は方々で目にするので、そちらの名前は覚えていたり、また種村季弘さんがドイツ滞在時に唯一それだけは持って行っていたという相良ナントカさんのドイツ語辞典も見知ってはいた。
ただ、関口ナニオさんで、相良ダレさんなのかをパッと言えないあたり、チェックはしたけど自分にはシックリ来なかったのが思い出される。橋本文夫さんも、そうした中で通り過ぎてしまったのかな。
ーーところが、思想関連の「訳者あとがき」を読んでいたら、この橋本文夫さんへの賛辞が尋常でない。戦前の中・高等教育で飛び級だった、というのもスゴイけど、単なる頭いい人というのを遥かに超えたスケールあった人のよう。
というか、そんな雰囲気で訳者あとがきに記載されてるので、嫌でも気になってしまう(^∇^)。また、それぐらい人を引き込む力を持っていた人物だったみたい。
フランス語はそこまで困らなくなったけど、ドイツ語で思想系の本を手に取るまではいかない。手に入れるのが簡単でない、という話もあるけど。
せっかくの機会だし、もうちょいドイツ語に深入りしてみようかな、と、変に殊勝な心がけを起こしてみたり。別に哲学やらなくても、ミヒャエル・エンデをもう一度オリジナルで読んだっていいわけだからナー。