(岩波文庫で新刊を楽しみにするのが黄色版という、えらい変わりよう。古文は昔まるっきりダメだったけど、ちゃんと助動詞学んだら読めるようになった。江戸時代にはあまり思い入れないのだけど、これは面白そう!と直感したのが、高田衛さん編纂の『江戸怪談集』。上巻は1,091円なり)
折口信夫にハマったのをキッカケに、よし、古文をもう一度やってみるかと再入門。むかしあんだけ苦手だった古文も、英語の知識がまんま使えると分かったりして、今では岩波文庫の黄色版を買い集めるのが楽しかったりする。
*古文の助動詞(めり、なり、べし、などなど)に、まんま英語の知識(seem, heard, should)が当てはまると分かったので
あまり「江戸時代!」という思い入れはないんだけど、この怪談モノは面白そうだなー。おどろおどろしい話というより、奇妙な話という雰囲気だったのも良かったのかも。
そういや買ったまんまで積ん読状態の『耳袋』と、この江戸怪談はどういう関係にあるんだろ。『耳袋』自体は怪談モノではなく、お侍さんが公務の間に聞いた話をまとめたものだから、逸話を集めた体裁。
その中にちょこちょこ幻想怪奇と言えなくもない話もあったので、そういうのも選ばれてたりするのかな。怪談は上田秋成もやってるし、どういう編集方針なのかに興味しんしん。