(柳瀬尚紀さんが著作の中で自信を持ってオススメすると言われていたのが、この『和文英訳の修業』。吉川美夫さんの『英文解釈考』もオススメされてたけど、なんか超珍しい本らしく、いまだ現物をキチンと目にした記憶がない。でも『和文英訳の修業』の難度からして、超キツイ一冊なんだろうと思う。でも『和文英訳の修業』をみっちりやると、たしかにビビらなくなるので、その意味で興味あるなぁ。和文英訳〜を手にしたときは、いかにも日本的な表現をどう英語にするんだと七転八倒してたな。分かりやすい「◯◯すぎて××できない」とかのヒントゼロなんだもの。でもオススメ( ´ ▽ ` )ノ)
聞いた瞬間、「それだ!」と思った紐の練習法:「日常生活の出来事を、紐の形式で表してみる」。
つい先日まで、色々な形のブロックが上から降ってきて、キレイに一列揃うと消えるゲームを作ってみたけど、次はどうするかと呻吟中。
そんな折に聞いたのが、上の学習法。日常生活の出来事を紐の形で表すよう、日頃からクセを付けておく、というもの。
これまで、ある言語を別な言語にする練習は頼まれなくてもやってきたけど、紐という人工言語で表現する練習は考えたことがなかった。エウレカ!という閃いた感。
例として出てきたのが「はじめてのおつかい」。「A君はお財布を持って、おつかいに出かけます。その代金100円をお母さんがA君の財布に入れてくれました」みたいな、数行程度のもの。
自分レベルでも、紐の書き表し方は幾つか思いつく。
[思いつき1]
wallet = 0
wallet = 0 + 100
print(wallet)
[思いつき2]
wallet = 0
mother = 100
wallet = wallet + mother
print(wallet)
デカイ蛇さん方式で書いてみたけど、こうすれば「いまA君の財布にいくら入ってるか」を紐形式でヒョーゲンできる。
あとこの練習法の良いところは、ピコピコが手元になくてもいいってことだな(^∇^)。日常生活で数的処理が発生する状況が出てきたら、それをその都度「みじかい紐」にする練習すればいいわけだ。
実際、自然言語の長い文章も、短い文章を積み上げて長くしてるわけだから、短い文章のストックを沢山持っている方が応用が効く。
その伝で、短い紐をたくさんストックしておけば、ストック1、2、5を足し合わせて、ムリなく新しい紐が作れるんじゃないかなー。
佐々木高政さんの『和文英訳の修業』(文建書房)には本当にお世話になったから、ここはひとつ、自分なりの「和文紐訳の修業」をつくるつもりでチャレンジしてみよう( ´ ▽ ` )ノ