カテゴリ
全体「文系」と「理系」どっちもガチに取り組ん 駄文 高山宏講演『脳にいい人文学』 佐々木果、「コマ」を語る グルンステン×高山宏 物語の中の動物 ヴィジュアリゼイション 詐欺の文化史 探偵する小説 美しい洋書たち 翻訳小説『七人の男(抄)』 翻訳小説『サンタール』 ピコピコ武者修行 翻訳小説『不安な墓場』 シロクマの文学雑学コレクション ネコログ 今日のなぐり書き 語学参考書 [2022年]印象に残った本 未分類 以前の記事
2024年 02月2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 ライフログ
フォロー中のブログ
幻戯書房NEWS前田真宏のINUBOE 最新のコメント
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
「タカヤマ学派ってなーに?」のギモンに応えてみる? 今回は実践編‼︎(その3) (^ω^)(その2)まで書いてやめるのもどうかな、と思ったので、とりあえず(その3)を「実践編」として投稿して、「タカヤマ学派三部作」(大げさ)にまとめてみたい。 あとは単に、「タカヤマ学派とかって言ってきたけど、その内実を考えたことなかったな」と気づいた面もあるからなんだけど(^∇^) なので3回目は題して、「実践編!今日からキミもタカヤマ学派!」。「タカヤマ学派的な方法論」を身につけてみよう!と、頼まれてもいないミコシをかついでみる。イキオイだけだな(´∀`) イキオイついでに思う第一段階として思いついたのが、「高山宏の著作を全部読む」かなー。この時点からすでにハードルの設定がおかしい( ´ ▽ ` )ノ 多分なんだけど、自称・他称含めてタカヤマ学派っぽい人は、なんのかんので高山宏御大の全著作を読んでる気配。もちろん何年かがかりだと思うけど。 自分の場合『パラダイス・ヒストリー』だけ長いこと読めなくて、それがずっと空白地帯だった気がする。人によっては『メデューサの知』かもしれないし。まず見つけるのが大変、みたいな。 で、一通りの著作に目を通してからは、やっぱりどれか「この一冊」みたいな愛読書に落ち着くかなー。自分の場合は講談社選書メチエの『奇想天外英文学講義』が一番思い出深く、アイディアに煮詰まると必ず読み返してる。 それとも関連するかもしんないこととして、タカヤマ学派の諸氏はみんな、タカヤマ本とは別に、「自分にとっての重要な書き手や作品」がありそう。 山本貴光さんであれば、どの本を読んでも「アリストテレス」の名前が見えるとか、棚橋弘季さんだと川喜田二郎さんの「KJ法」を愛用してる雰囲気。自分だとジョイス。あとスタフォード。 それで思ったんだけど、気合の入ったタカヤマ学派は「タカヤマヒロシがやってない分野をやろう」という姿勢あるような。自分も結局、一番活用させてもらってるのは経済学への関心だったりする。 ある人はデザイン思考に取り入れ、ある人はピコピコingをやり、英文学じゃなくて仏文学方面に力を入れる人もいれば、経済学にタカヤマ文化史を持ち込んだりして。 こう書いてきて思ったんだけど、なんでだろう? 別にアカデミーの中の人なわけじゃないんだから、住み分けを意識しなくてもいいんだし。なんでかな。 それで1つ思ったのは、自分の場合、「経済学にキョーミあるけど、従来のアプローチではよくワカラン」という面があったのかな。 それで、なんだろなーなんだろなーと思っていた時に、高山宏×種村季弘の対談で、「信用経済ばっかりやるから分からなくなる。信用の反対の詐欺師を研究すると経済はよく分かる」とタネムラさんの発言を読んで、それだー!と。 あとはピコピコ方面もそう。致し方ないジジョーで学習を始めてみたものの、根っからピコピコラーの人の手法や考え方が自分には全然しっくり来ない。それで止めればいいくらいならそもそも始めてないし(^∇^)、何とかして覚えたいーー という時に、タカヤマ文化史の発想を取り入れていくと、オオー、ちゃんと自分にも分かるようになったぞ、と。 つまりはピコピコの「歴史」にアプローチして、「誰が考えたのか」「この言葉は誰の発明か」なんてのをみっちり追っかけていくと、ちゃんと現代への「つながり」が見えるので、ナルホド、そういうことかと得心がいく。 そーいうことで言えば、interfaceという用語も、OEDで引いたら「マーシャル・マクルーハン」が初出に出てきたのでビックリ。今風のinterfaceの意味を定着させたのは『グーテンベルクの銀河系』だったのか!ーーなんて。 そもそもなんでinterfaceを調べたかと言うと、「interfaceではこういう操作をします」と、やることの説明だけで、言葉の来歴について何一つ解説がない。それでオーケーな場合もあるんだけど。 ところが自分の知ってる「interface」と「interfaceという命令語を使ってやる内容」が語学人(*自称)的には一致しないんだな。オカシイ、なぜこの操作をinterfaceと言うのだ、きっと自分の知らない文脈があるはずだーー タカヤマ学派が云々とアレコレ書いてきたけど、一番手取り早い実践法は、「気になる用語があったらOEDを引く」なんだろうな。実際、これだけやってても相当色々なことが分かるし。 自分が本当に知りたいこととか、やってみたいことにチャレンジするとき、「そもそもどうやってアプローチするか」は大モンダイ。山登りだってルートによって難易度がケタ違いになると言うし。 そういう意味でタカヤマ学は、「知らない分野へのアプローチ方法を教えてくれる点で最強」なのかもしれない。だから結果的に、タカヤマ御大のやってることとは全然別方面に進んでしまうとか。 さっき山登りの例えを出したけど、なんかタカ「ヤマ」と引っ掛けたようでバツが悪いなぁ(´∀`)。というのも、『ブック・カーニヴァル』を読んだ時に、「高山病があるらしい」という風な書き出しの方が何人もいて、「ネタが被ってるよ!」と思ってしまったから^_^ とりあえずせっかくの機会ということで、「タカヤマ学派ってなにかなー」ということをまとめられたので、自分的には満足です(^∇^)
by ulyssesjoycean
| 2019-02-26 12:00
|
Comments(0)
|