(服部さんのこの一冊から自分のピコピコ道はスタートしたと、折に触れてススメまくっている『HTML&CSSとWebデザインが1冊できちんと身につく本』。あれから一年半、集中的に取り組んだ結果「ピコピコデザイン向いてない」なんだから心境はフクザツ。でもこの本は良い本です( ´ ▽ ` )ノ 服部雄樹さんの前掲書は技術評論社から税込2,462円にて発売中)
ピコピコをやるだけやって気づいた! 「ピコピコデザイン向いてない!」(´∀`)
前々から「そうじゃないかな〜」と思ってたけど、本式に網遺跡を作ってみて痛感。ピコピコデザインはどうやら自分が一番ゲンナーリするポイントみたい。
ピコピコの世界で紐を打ち込むのにもいくつか種類があって、大別すると「前終わり」と「後ろ終わり」がある。
「前終わり」は「使う人がじかに目にする部分」なので、使い勝手や色合い、デザインや文字の種類や大きさなんかがその領分になる。
一方の「後ろ終わり」は、そもそもピコピコを動かすための環境を整えたり、データ貯蔵庫を整備したり、「使う人からはじかに見えない部分」。
で、どうやら自分の資質はこの、完全「後ろ終わり」特化型みたい。真っ黒画面に必要な呪文を打ち込んでデータを届ける、受け渡す、ココに大きなヨロコビを感じる。
学習進度で言っても、「前終わり」は「後ろ終わり」の1/5程度なので、実に遅々たる歩み。
一方で「後ろ終わり」にスゴイ抵抗を感じる人もいるみたいだから、これは単純に気質のモンダイなんだろうけど、つくづく「どっちもできる」人はほんとすごいなと感激する。
で、近ごろは右を向いても左を向いてもデザインデザインな風潮。使い勝手を含めたデザインという見方もあるので、扱う範囲がグググっと広がったところもある。
しかしなぜ自分は網系のデザインに向いてないのかな、というギモンも感じるようになったな。これだけ毎日絵を描いているのに、なぜピコピコのグラフィックに関わるのはこんなにウンウン唸るのかという。
周辺にやたらデザイン関連の人が多いので、そうした雰囲気を見ていくと、どうもデザイナーさんたちは「オリジナリティ」というものをものすごく重視してる。気がする( ´ ▽ ` )ノ
「前終わり」がいま、動画を使ったり色んな要素が動いたりと、リッチになってるけど、これはひとえにそうしたデザイナーさんたちの頑張りによるところが大きい。
じゃ、自分は何をピコピコでやろうとしてるの?というと、「なーんにもない白木のテーブル」的な、装飾一切なし! 必要なもの以外ない!!という志向があるらしい。
というのも、ピコピコに自分が求めるのは「スピード」のようなんだな。スイッチを入れたらパッとつく。すぐ動く、すぐ反応するーーこういうスピード感。
そう考えたとき、画面がリッチだと当然、ピコピコさんに負荷がかかるから、サクサク華麗にうごきます、というのは難しい。少なくともリッチな上に動作がサクサクというのは、相当な工夫がいるだろうと思う。
結果、リッチにするよりサクサクを取る、ということで、自分では設計図の段階から最低限必要なもの以外はなんもいりませーん、という絵を描いちゃう。
絵の世界でも、面に関心が集中する「デッサン」タイプと、線に関心が集中する「クロッキー」タイプがあるんだって。
自分は完全にクロッキー派みたいだけど、ピコピコも完全に後ろ終わり派と( ´ ▽ ` )ノ
デザイン方面は細かな細かな調整が必要なので、今回しみじみ、「うーん、後ろ終わり派であるなぁ」と痛感したのでした( ´∀`)