(『トリストラム・シャンディ』『トム・ジョウンズ』で名訳を世に送り出した朱牟田夏雄さん。その英文読解本が待望の復刊ヽ(´▽`)/ 朱牟田夏雄『英文をいかに読むか』は研究社から8/22に発売予定。価格は税込3,240円ナリ)
ロレンス・スターンの『トリストラム・シャンディ』、フィールディングの『トム・ジョウンズ』など、岩波文庫で名訳を送り出した朱牟田夏雄さん。
その『英文をいかに読むか』は韋編三絶したなーーというのはウソだけども(^∇^) 折に触れて読み返す一冊なのは間違いない。
朱牟田さんの訳業に導かれて、初めて原書で通読したのが”Tom Jones”だったから、その人の読解本なら買わなくては!なんて。
ところが当時の語学力ではまるで読めず、相当ショボーンとしたな( ´ ▽ ` )ノ また朱牟田先生(東大英文科教授)が、1950〜1960年代の標準に合わせて解説するから「自分のできなさっぷり」を思い知らされてたな。
でもその後、確認したいこと手に取ったとき、「あっ! もう読めるじゃないか!」と感激したな。出会い頭で鼻をへし折られてただけに、例文や解説文が「読めるようになった!」というのは超嬉しかった。
最近、吉川美夫(よしお)さんの参考書もちくま学芸で復刊されたみたいだけど、アレだな、聴き流すだけのCMを聴き流すのにも飽きてきて、ガッツリ「ホンモノ」に取り組みたい、という流れが出てきたのかも。
それこそちょっと前の伊集院さんの昼のラジオに俳優の武田真治さんが出演されてたけど、◯◯すれば的なダイエットは娯楽として楽しむレベルで、やっぱりカラダを鍛えることを「言ってもいい」雰囲気にみんなが気づいてきたのかな、なんて話題が。
外国語方面でもついにそうなってきたのかな、と思ったりして。斎藤秀三郎の『熟語本位英和中辞典』も岩波からCD-ROMつきの新装版が出たし、「何かに本気で取り組みたい!」というアラワレなのかなーと。
なんにしても朱牟田夏雄さんの著作が復刊されるのはめでたいので、頼まれてもいない提灯をかついでみた形^_^ 文献書房で言うと、佐々木高政さんの『和文英訳の修業』も復刊候補ではあるのかな? あれも良い本だったから。