最近の勉強テーマは
「(視覚文化がらみで)視覚光学・神経美学」「表象としてのオランダ」などだけれども、今日読了した
「視覚のトリック だまし絵が語る見るしくみ」が非常に良い。
例えばアルファベットのMとWは上下逆なだけで同じ文字なのになぜ違うとはっきり認識できるのか、線遠近法・大気遠近法、三次元の風景ではまったく誤らない視覚が二次元のだまし絵ではなぜ間違うのか、脳は騙されなくとも視覚は騙される、などなど、
啓蒙(enlightment)されることされること。アニメーション批評にまつわる印象批評を嫌悪するものとしては、つまり、
視覚(vision)をアプリオリに肯定する印象批評を嫌悪するものとしては、錯覚光学を重点的に調べなければ。