『ハルヒ』のコンセプトを作るにあたって、『うる星やつら』は多分に意識しました。
(山本寛 季刊エス 16号 p71)
どちらも苦手な作品ではあるが、そういわれれば
「なるほど!」と思い当たるフシがある。演出をやっている山本氏のインタビューも読みごたえがあったが、三月に一度、こうした充実の内容が味わえる
『季刊エス』は、値段に気後れして買わないでいると大後悔する。
誌面レイアウトや図版の構成も、この雑誌以外では見ることの出来ないもので、アニメーション・マンガ・美術を取り扱う雑誌は数多あるが、これだけ高いクオリティを維持しているものは他にない。それを考えれば一冊1200円という値段も、むしろ安いぐらいだろう。
こうして褒めちぎっていると、なんだか版元である飛鳥新社の回し者のようだが、これだけの雑誌を見て誉めないのであれば、そっちの方がどうかしている。
『桜蘭高校~』の存在も、この雑誌に教えてもらったしなぁ。