『桜蘭高校ホスト部』の第六巻もなかなかに笑える内容であった。それと同時に
『幽遊白書』も見たのだが、こういう喜劇というのか笑いの演出は、タイミングが命なのだな――と強く感じる。
喜劇というのは簡単そうに見えて、実はいちばん難しい――とはよく言われることだが、脚本・役者・演出が噛み合っていないと、これぐらいツマラナイものもないだろう。どこかが破綻すれば、それでおしまいで、だからやりたがらない演出家も多いとのことである。
今市子氏の傑作
『百鬼夜行抄』(朝日ソノラマ)もテレビドラマ化されるというが、どうなるだろうか。やるからには成功を祈るしかないが、嫌ならば見なければいいわけで、文句をつけるためにわざわざスイッチを入れるなどというのは愚の至りである――ということにようやっと気づき、だからここ三ヶ月というものはテレビをまったく見ていない。また、見なくても困らない。
あ、でも
『鉄腕ダッシュ』と
『メントレ』は見ていたな。これに
『水曜どうでしょう』が加わるぐらいで、やはり週にニ三本も見るものがあればいいのではないだろうか。年末になるとそうもいかないが。