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あるとき、ユダヤ人とインド人とアイルランド人が連れ立って旅をしていた。日も暮れてきたので、宿をもとめたのだが、あいにくと空き部屋が二つしかない。宿の主人によれば、納屋に寝床を用意してあるので、ひとりはそれで我慢してください――というのである。 くじ引きの結果、ユダヤ人が納屋で寝ることになった。 数分後、宿の戸をたたく音がする。扉を開けるとそこにはユダヤ人が立っていた。 「申し訳ないのですが、あの納屋には豚がいるのです。私の宗教は、豚と同じ屋根の下で寝ることを禁じています」 またくじを引き、今度はインド人が納屋へ行くことになった。 数分後、またしても宿の戸がたたかれた。主人が出ると、インド人がこう言った。 「私の宗教では、牝牛と寝ることを固く禁じております。あの納屋には、その牝牛がいるのです」 結局、アイルランド人が納屋で寝ることになった。 そして数分後、宿の戸がたたかれた。そこには牝牛と豚が立っていたのである。 (植松黎編訳 『ポケットジョーク』 第十四巻 「いじわるユーモア」より)