新しくフランス語の会話をはじめるにあたり、手に取ったのがこの
『コンヴェルサスィオン』(第三書房)。ずいぶん変わったタイトルのつけかただなぁ――と思ったら、本文に入ると日本語が一言もない。
だからダメかというと、実はその逆で、なんだかロボットが喋ってるみたいな日本語を無理くり読まされるよりはるかにいいし、いざ喋るとなったらどうせフランス語で考えなければいけないのだから、その意味でも好都合。
ありがたいことに、付属のCDもオンリーフランス語。さっそく手持ちのi-Podにデータを転送。これで煩雑なCD操作の手間が省ける。
こういう聞き取りの訓練は、ダラダラやるのが一番いけないと恩師に叩き込まれたから、当然そんなことはしない。で、どうするかというと、まず、例文を耳だけで聴いて、その後、スクリプト(脚本)を見ながら聴いて、最後にもう一度、耳だけで聴くようにする――まあ、せいぜい10分・15分だろうか。
この方式で英語のリスニングをやったら、半年後にはびっくりするぐらい聞き取れるようになっていたので、週に一回の授業でここまでできるなんて!――と、本当に驚いた。やっぱり語学は、いい先生との出会いだなぁ。