必要あって、ジョイスの
『若い芸術家の肖像』を読み返す――序盤はこどもの目線を丁寧にひろってあって、引き込まれるようにして読んでしまう。
最初に読んだときは、後半から主人公のスティーヴンが青年になってきて、それに伴い文章もおそろしく難しくなったので、そこで読むのをやめてしまった。今だったら、けっこう読めるんじゃないだろうか。
『ユリシーズ』へとつながる作品なわけだし。
(これについては丸谷さんの訳がピカイチ。最近、岩波文庫から新訳が出たようですが)
*おまけ:
『電脳コイル』に登場する「イサコ」を記憶だけで描いたら――けっこう似てるかも?!