『イノセンス』に続いて、
『時をかける少女』(飛鳥新社)の絵コンテが届いた。巻末のインタビューを読んでると、絵コンテっていうのは、本当に大切なものなんだっていうのがよくわかる。そして大切なものだからこそ、描く側にとっては地獄の作業みたい。
押井守氏は、調子が良くても悪くても、毎日10枚描くようにしてるらしい。そうすると、一ヶ月でちゃんと映画一本分のコンテが仕上がる。
言葉で言うのは簡単だけど、一日に10枚っていうのは本当にキツイはず。自分自身の体調もあるだろうし、難しいところには時間がかかる、急な用事が入る日もある――それでも毎日ちゃんとやっていく。だからこそ、押井さんは今でも現役で監督が続けられているのだろう。
(『イノセンス』の好きなシーンを抜粋した絵コンテ用紙。これを毎日10枚!)
『時をかける少女』はオモシロかったけど、けっこうさらっと見てしまったので、これから絵コンテをじっくり読んで、記憶を反芻してみたい。監督の細田氏はアニメーター出身なだけあって、これがまた描き込んであるんだ、みっちりと。
(この初回限定版につくっていう絵コンテはどんなんだろう。見てみたいんだけど、ひとつ買ったらもう戻れないからなぁ)