先日放送された
『ミラクル・ボディー』(NHK)をはじめて見たんだけど、いやーこれはよく出来た科学番組ですな。
剣道のとこなんかスゴかった。竹刀の先の打突(だとつ)部位が、相手の
「面」に当たるまで、その差は1000分の一秒単位だとか。
ハイスピードカメラ――つまり超スローモーションで見て、それでもまだ速いぐらいの感じなんだから。
ふっと思ったんだけど、そういう竹刀さばきを行う選手以上に、それが
「分かる」審判がスゴイんじゃないかって。
そのオモシロさに引き込まれて、つい最後まで見ちゃったもの。いまBSでやってる黒澤明特集の
『椿三十郎』とかも、殺陣(たて)のシーンのすばらしいこと。この調子で
『座頭市』もやってくれないかなぁ。
(もちろん勝新太郎氏が主演しているやつで。あの居合いの太刀さばきは、それこそハイスピードカメラで撮影・分析してほしい)